Jijに入社した理由を教えてください私はもともと数学が好きで、大学院時代は情報理工学部で数理計算科学の研究室に所属していました。情報科で受けた授業がきっかけとなり数理最適化に興味を持つようになり、研究室もその分野に進み連続最適化のアルゴリズムの研究に従事しました。大学院時代は研究と並行して、就職活動を見据えて様々な企業のインターンシップに参加し、業界知識を得ることができました。その上で、就職活動においては最適化を仕事にしたいという想いがあり、その部署がある総合電機メーカーに挑戦し入社に至りました。配属は希望制だったこともあり、立ち上げ間もない擬似量子コンピュータの部署に配属されることになりました。そこでは、最適化技術を使ったPoC案件の推進が主なミッションで、私は主に実装と技術的なデリバリーを担っていました。当時、量子アニーリングが盛り上がってきていた時期ということもあり、実務想定の顧客からの問合せが多数あり、その成功事例のおかげで実運用の案件が増えていき、忙しい日々を送っていました。自身が携わりたい分野で活躍することができ、案件も順調で充実した日々でしたが、ある時期にふと「新しい勉強やキャッチアップができていないな..」とモヤモヤとした感情が生まれ、その状態で数ヶ月ほど悩む日々がありました。それがきっかけとなり転職を考えるようになりました。これまでできていなかった自身のスキルの棚卸しをして客観的に見つめ、何が足りないのか、何をやりたいのかを見つける作業を進めました。何社か面談を受けている中で、Jijからも声が掛かり「最適化をやっている会社だから面談を受けてみよう」と思いCEO山城さんの面談を受けたところ、そこで語られた「Jijが目指す世界観」に非常に興味が沸きました。具体的には、顧客の課題を最適化で解決するために専門家でなくても最適化を使えるようにしていきたいという考え方に基づき、大変な部分をソフトウェアで解消するようなプロダクトを自社で開発している点に衝撃を受けました。これが実現できたら、これから最適化の社会実装が加速しそうだなと想像した時に、とんでもないことができそうだと思ったこと、そしてすでにその手応えを感じられる側面もあると感じたこと、それらを理由としてこの会社で働こうと決断しました。現在の担当業務とやりがいを教えてください顧客企業の課題を数理最適化で解決する支援が私のメイン業務です。現在は生産計画のプロジェクトとエネルギー系のプロジェクトの2案件を担当しています。数理モデルのアドバイス、プロジェクト推進のアドバイス、顧客との調整、社内調整などが具体的な業務で、PM兼サポートエンジニアの立ち位置で推進をしてます。やりがいは、難しい最適化問題や複雑なモデルなど、既存の方法だと解けない場合にどうやったら解けるかを考えることです。もし解けない場合は、現場オペレーションを工夫したり制約条件を外して落とし所を見つけることなどを行います。またチームメンバーに相談し意見を聞くことで筋が良さそうなものを試したりもします。一方で課題と感じていることは、複数の案件を抱えた時の自己マネジメントの在り方や顧客のやりたいことを正確に把握し顧客が本当に困っていることを認識して本質的な課題に向き合えるようにすることです。今後どんなことにチャレンジしていきたいですかJijの主要プロダクトであるJijZeptは、現時点ではコーディングやモデリングができることを前提としたプロダクトです。しかしながら中長期的には、コーディング技術や最適化の経験がない人でも、誰でも使えるプロダクトにしていきたいと思っています。そうすることで、数理最適化の活用が一気に広がり、これまででは思いもつかなかったものすごい解が出せる可能性を秘めているからです。私は、ここに大きなビジネスチャンスがあると考えているので、新しい世界を創るためのチャレンジを続けていきたいと思っています。候補者へのメッセージをお願いしますJijに入社して数ヶ月が経って、私が感じているJijの社風や特徴をお伝えしますね。まずは、経営陣との距離が近く、意思決定スピードが速いため、煩雑な手続きがなくプロジェクトや案件がどんどんできていく点は大きな特徴だと思います。またSlackやNotionなどを活用してドキュメントに残す文化があるため、他プロジェクトのメンバーとの意見交換が活発なところも社風の一つですね。そして何よりも開発が好きなメンバーが多いので、何かに困っている時にSlackなどでつぶやくとすぐに反応してくれる人が多く、業務推進上もキャッチアップ上も助かっています。Jijは、最適化やソフトウェア開発が好きな人には非常にマッチしている会社だと実感しています。誰でもが最適化に触れることができるプロダクトを作りたい人、そしてそれによって世界を変えたい人にはとてもやりがいのある会社ですので、ぜひ一緒に新しい世界を創っていきましょう。